⑤テニス中毒者
今回のお話は、私の周りのテニスが大好き(て言うか中毒者?)な方々のお話です。
知り合いより「治療話ばかりだと飽きちゃうよ」とアドバイスを頂いたのでスポット的に書いております。
■中毒者ファイル№5
「不倫する男」
今回ご紹介する中毒者さんは、スクール生時代に出会った方です。
その中毒者さんは今流行りのサブスク制度を使い、月額料金を支払ってコートを使いたい放題のプランを利用しておりました。
で、その中毒者さんはそのメリットを存分に活用し、毎晩仕事終わりにテニスコートへ来ておりました。
テニ男:
「毎晩テニスって、中毒者さんも好きですね~。」
(´∀`*)
中毒者さん:
「そうですね。すごく楽しいです。」
テニ男:
「でも、奥さんと小さな子供もいるのに家族の理解もすごいですね。」
中毒者さん:
「...。」
「実は...、嫁はテニスに来ていることを知らないんだ...」
テニ男:
「えっ!! 奥さんに言ってないんですか..!?」
と、中毒者さんはテニスをしている時間は仕事をしていることになっているそうです。
で、どうやってそんな恐ろしい事を可能にしているのか聞いてみました。
●テニス道具は?
⇒ずっと車に積んだまま
●使用後のテニスの服はどうするの?
⇒嫁がいないところで自分で洗濯
●残業代が少なくて嫁に気づかれない?
⇒みなし残業制だから定額
●料金の引き落しで気づかれない?
⇒スクールにお願いして現金払い
他にも、スクールへの行き帰り中は絶対車から降りない(もちろんコンビニも寄らない)等、細かな点に注意を払って、隠し続けていました。
そう、それはまるで不倫をしている男のようでした。
テニ男:
「細心の注意ですね...」
中毒者さん
「家庭もテニスも大切だからね~」
「知らないことで上手くいくなら、知らない方がいいんだよ」
(*´σー`)エヘヘ
と、それはそれは不倫男の思考でした。
で、あることが気になり
テニ男:
「もし、テニスしていることがバレたらどうなります?」
と質問をしました。
そうすると一瞬顔が固まったあと、ゆっくりとしゃべりだす中毒者さん
中毒者:
「...。少なくともコートには二度と立てない...。」
「もしかするとこの世にも立ってないかも...。」
テニ男&中毒者
「.......。」
テニス...
それは時に悪魔の誘惑でもあります。
(つづく)