③テニス中毒者 その2
季節外れの暑さの中、中毒先輩はシングルを2セットやり終えました。
直後、テニ男の嫁が練習会に途中参加してきました。
嫁は中毒先輩と打つ為に、ほかの練習会の誘いを断ってこちらに来ました。
というのは、嫁は中毒先輩と打つと何故かどんどん調子が上がるそうで、私が隣でみていても調子が良い時のフォームへ変化していくのが分かるほどです。
その為、
嫁:
「中毒先輩は、私にとってサーシャなの❤」
と言っております。(ちなみに嫁と中毒先輩は同年です。)
で、ここから中毒先輩は1面、嫁は半面でひたすらストローク合戦です。
普通、女性相手でしたら軽く流す程度で十分ですが、「嫁が結構強い&手を抜くなんてテニスに失礼なことはしない」ことから、中毒先輩は全力で嫁のストロークの相手をします。
中毒先輩:
ヷシッ!!(`皿´)!!
ヷシッ!!(`皿´)!!
ヷシッ!!(`皿´)!!
ヷシッ!!(`皿´)!!
で、間の休憩時にはエネルギーの補充です。
エネルギー補充によく食べているのはスナックパン的なものです。
これを、猛暑&喉カラカラのなか、
モグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグ。
で、スポーツドリンクで腹に流し込みます。
テニ男:
「中毒先輩、この暑さの中、よく食べれますね...。」
中毒先輩:
「食わないと体がもたんからな!!」
てな感じです。
で、練習時間も残り30分くらいの時、休憩からの最後のストローク合戦に向かおうとする中毒先輩。
ゆっくり椅子から立ち上がり、つぶやくように一言...。
中毒先輩:
「さあ、限界を見に行こうか...。」
超 Cooooool!!
!!━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━!!
はい!!
また名言頂きました!!
ゆっくりコートへ歩いて行く後ろ姿は、まるでEXILEのミュージックビデオのようでした。
でも、これぐらいでもまだまだ驚きません。
20年来ですから。
で、9時~13時までの激しい練習会の後、私はダブルスしかしてないのに、暑さにやられ、ぐったりしてました。
すると...
中毒先輩:
「テニ男!急いで帰らんといかんから、行くわ!」
テニ男:
「これから何かあるんですか?」
中毒者先輩:
「おう!14時から22時までレッスン(仕事)なんだ。」
テニ男:
「えっ!?」
実は中毒先輩は現役テニスコーチ。
今から何十キロ先のテニスクラブで仕事(レッスン)がある為、急いで帰るようです。
テニ男:
「大丈夫...ですか...?」
(いろんな意味で...。)
中毒先輩:
「まー何とかなるだろ。」
(´・ω・`)
40歳過ぎて...。
信じられん...。
と、さすがに20年来でもこれには驚かされました。
で、もしやと思い一応聞いてみる。
テニ男:
「中毒先輩、明日ってもしかして練習する予定です?」
中毒先輩:
「ま~、一応な!」
テニ男:
「......。」
そうですよね...。
明日も良い天気ですから、お天道様に申し訳ないですもんね...。
以上