③テニス中毒者 その1
今回のお話は、私の周りのテニスが大好き(て言うか中毒者?)な方々のお話です。
知り合いより「治療話ばかりだと飽きちゃうよ」とアドバイスを頂いたのでスポット的に書いております。
中毒者ファイル№3
「限界を見に行く男」
今回ご紹介する中毒者さんは、私の先輩にあたる方です。
もう20年来、お付き合いをさせて頂いております。
まずこの中毒先輩がどんな方なのか簡単にご紹介いたします。
それは我々がまだ学生だった天気が良い日...。
中毒先輩は何かしらの理由でその日はテニスができない日でした。
中毒先輩:
「テニ男...。こんなに天気が良いのに今日俺はテニスができない...。こんな日にテニスをしないなんてお天道様に申し訳ない!!!」
テニ男:
「そっ...!?そーすスね...!!」
∑(=゚ω゚=;)
と、この約20年でいくつかの名言を生み出しており、テニスに実直に向き合う姿勢はストイックの一言で、まさにテニスの中毒者です。
で、ここから本題。
先日のテニスの練習会の話です。
その日は、天気は良いものの季節外れの猛暑。
なんと5月なのに最高気温33度!!
中毒先輩以外のメンバーは少しビビっておりました。
さて、最初に各自でペアを作ってウォーミングアップから始めます。
ショートテニスからストローク、ストローク&ボレー、スマッシュと約15分ですが、中毒先輩はアップからフルスロットルです。
1球打つたびに
ヷシッ!!(`皿´)!!
ヷシッ!!(`皿´)!!
ヷシッ!!(`皿´)!!
ヷシッ!!(`皿´)!!
という感じです。
でも、これぐらいではもちろん驚きません。
20年来ですから。
で、次に試合を始めます。
その日は2面(9時~13時)を6人でやっていました。
その為、必然的にシングルをする人がでてきます。
主催者:
「それでは...。シングルしたい方~?」
(この暑さでシングルしたい人なんていないよな~。)
と一応聞いてみる。
中毒先輩:
中毒先輩は素晴らしい挙手&主催者をガン見です。
主催者:
「では...。ほかに一人...。」
メンバーは目をそらす。
メンバーA:
「では...僕が...」
と、申し出てくれる人がいて、シングル班とダブルス班を別れ、まずは1セットをしました。
私は、中毒先輩の隣のコートでダブルスをしていたのですが、隣のコートから「テニスへの想い」が度々聞こえてきてました。
中毒先輩:
ヷシッ!!(`皿´)!!
ヷシッ!!(`皿´)!!
カモーン!!(#゚Д゚)!!!!
と、2019年全仏決勝のナダルのようです。
でも、これぐらいでも驚きません。
20年来ですから。
シングル班もダブルス班も1セット終わり、続いて班替えです。
中毒先輩:
「B男!!。さあ、やろうか!」
(B男は中毒先輩の後輩です。)
後輩:
「...。は..い...。」
ということで、続いても中毒先輩はシングルです。
中毒先輩:
ヷシッ!!(`皿´)!!
ヷシッ!!(`皿´)!!
よし、来い!!(#゚Д゚)!!!!
と、2019年全仏決勝のティームのようです。
なお、最高気温が33度と言っても「真夏の37度前後と比べたらたいしたことないのでは?」と思うかもしれませんが、5月という季節外れでの暑さ。
7月、8月ならある程度、身も心も準備できていますが、急な暑さに私はダブルスだけで、既にヘトヘトになっていました。
しかし、中毒先輩の勢いはまだまだ続きます。
(つづく)