④テニス中毒者
今回のお話は、私の周りのテニスが大好き(て言うか中毒者?)な方々のお話です。
知り合いより「治療話ばかりだと飽きちゃうよ」とアドバイスを頂いたのでスポット的に書いております。
中毒者ファイル№4
「人生のイベントを超える男」
今回ご紹介する中毒者さんは、学生時代から、一緒にテニスをしてきた仲間です。
今も毎週のようにテニスを一緒にしております。
で、10年くらいの前の話。
ある練習会の日。
休日の朝からいつものようにテニスをやっていました。
そして、休憩中に中毒者さん
中毒者:
「今日ちょっと昼から用事があるから早上がりするわ。」
テニ男:
「おう!どっか遊びにいくの?」
中毒者:
「いや、結婚式があるんだわ。」
テニ男:
「へ~~。親戚かなんか?」
中毒者:
「いや。俺の。」
テニ男:
「...何...だと...?」
その日、中毒者はテニスの恰好で、汗だくのまま会場入りしたそうです。
数年後...
またある練習会の日。
また休日の朝からテニスをやっていました。
そして、休憩中に中毒者さん
中毒者:
「前に嫁のお腹に子供ができたって言ってたけど無事産れたよ。」
テニ男:
「おー!!おめでとう!!男?女?」
中毒者:
「女だった。いや~でも、子供はかわいいもんだね。」
テニ男:
「そうだよねー。でもこれから夜泣きとか大変かもね~。で、いつ生まれたの?」
中毒者:
「昨日だよ」
テニ男:
「...何...だと...?」
産れてすぐ位...奥さんと子供のそばにいてあげて...
また数年後...
またまたある練習会の日。またまたかわらず、休日の朝からテニスをやってました。
そして、休憩中に中毒者さん
中毒者:
「今、子供が風邪ひいちゃっててね~。」
テニ男:
「そうなの?子供の風邪は移りやすいっていうから気をつけないとね~。」
中毒者:
「そうなんだよ。嫁さんも体調が悪くなって大変なんだよ。」
テニ男:
「まじか~。だったら早く家に帰ったほうがいいんじゃない?」
中毒者:
「そうなんだよね~。嫁さん肺炎で入院しちゃったからね~」
テニ男:
「...何...だと...?」
離婚突きつけられても文句言えんぞ...
だた、中毒者の名誉の為に、平日はずっと中毒者が看病をしていた為、義理のお母さんが行ってきなさいと勧めてくれたようです。
しかしながらテニスはね...。
超えちゃいかんよ。
超えちゃ。
人生のイベントを。